11/10/07 00:04
ありがとう、スティーブ!

今朝、Steve Jobs氏が死去のニュースを、iPhoneのTwitterアプリで知りました。オバマ大統領の言ったとおり、このような人が多かったのではないでしょうか。

Appleは、いつもユーザがどう考えるか、ということを真剣に追求した会社だと思います。
携帯音楽プレイヤが盛り上がって来たとき、各社は独自のファイルフォーマットや、メモリカード等のメディアを重要視し、ユーザをいかに囲い込むかを考えました。しかしAppleは、ユーザがどのように使いたいかを主に考え、シンプルな形でiPodを提供しました。また一番大事な楽曲の提供についてコンテンツ供給元のレコード会社へ積極的な理解を求めました。
日本の携帯電話サービスが全盛のとき、我々のような個人はなかなかサービス提供の提供が許されませんでした。しかしAppleは、個人の開発者でも簡単に、しかも全世界で、コンテンツを販売できるプラットホームを提供してくれました。そのおかげで今我々はiPhonoeアプリの提供をすることができています。
大企業のアプリも、我々のようなアプリも、まったく区別なくランキングされるのを見たとき、本当に感動しました。なぜならメニューの上位、つまりユーザからよく見られるところは日本の携帯電話サービスでは、主だった会社がしめていたからです。
初めてMacを使ったとき、まだMicrosoftのWindowsが発売されていないときでしたが、すごいショックをうけたのを覚えています。パソコンの概念とは違うとはっきりと感じました。アプリケーションもデザイナーやミュージシャンが使うものばかりです。仕事で使っていたNEC PC9801シリーズとはまったく別次元のものでした。このような衝撃を受けるプロダクトを彼がこの世を去るまで作りつづけたことというのは、ただ驚くばかりです。

このユーザ目線というのは、だけもが大事と思いながらもなかなかできないものです。コストや時間やいろんな都合があるからです。彼がこれを実現するために、徹底したこだわりを粘り強く持ち続けたと予想します。
このような粘り強さを、今後少しでも見習っていければと思っています。
多くの人が彼の死を惜しむのは、いかに皆が喜んだプロダクトを作って来たかを証明するものでしょう。
これは、とても尊いことと思います。

本当に、すばらしいプロダクトをありがとう!
心からご冥福を、お祈りしたします。